早速、指導に関しての記事2回目です。
お子様が言うことを聞いてくれない!
頭を抱えているお母さん、お父さんはたくさんいらっしゃるかと思います。
どうしても自分の思い通りに動かしたい、という気持ちになってしまうのが親心(指導者も同じ)だと思いますが、
子どもがどうして言うことを聞いてくれないのか、大人との対応と同じように考えてみると、その子の性格や対処法がより明確に見えてきます。
なにか子どもにやって欲しいことがある時、親の都合でこれをしなさい!と頭ごなしに命令してしまう前に、一歩下がって今の子どもの状況を確認してみることが大切だと考えております。
まずはその子の状況を見て「理解しました」という意思を見せてあげた上で、
例えば、「こうして欲しいのだけど、いつできる?」伝え方を考えるのがベターです。
大人にお願いする時と同じです。
大人の都合で圧力をかけて支配をしようとするのは当然「しつけ」とは言えないので、
なぜ親(指導者)がこうして欲しいと言っているのかを理解させる力と信頼関係を築く必要があります。
子どもの気持ちを少しだけ考えてあげるだけで、意外と簡単にその方法は見つけることができます。
理由をちゃんと伝えてあげる
具体例で書きます。
【ゲームをやめて片付けをして欲しい場合】
「何時にゲームをやめるか自分で決めて実行してみて」と伝え、自分で決めさせます。
30分でやめて欲しければ「30分後に片付けをしないとご飯の準備ができないのだけど」と片付けをしてほしい理由をしっかり伝えます。
他にも「今散らかっている状態がすごく嫌なので片付けしてほしい」というように親の気持ちを伝えておきます。
なかなか出来ない子は時間がかかるかもしれませんが、長い目でみて我慢が必要です。
そして、これが一番重要なコミュニケーションです。
出来た時に必ず、しっかり褒めてあげる
何に対して褒めているのかも、必ず伝えてあげる方が良いかと思います。
それが本人にとっての成功例となり、他人を理解する力と親との信頼関係が築けるきっかけになります。
この褒める行為が出来ず、叱ってばかりいると、子どもはどんどん反発していく傾向にあります。
結果『言うことを聞いてくれない』に結びついてしまうのです。
僕自身このことを学び、まだまだ出来ていないことが多いのですが
子ども達が『自発的にどんどんやりたくなる』を目指し指導しております。
できない部分を叱ってばかりの『やらせる指導法』ではなく、
言われたことの意図を理解させ、できたことへの喜びを一緒に共感し、成長を褒めて『自発的なやる気を伸ばす指導』を心がけるようにしています。