仕事がしやすい人、しにくい人
僕にも大好きなダンサーやパフォーマーの先輩、仲間が何人かいますが、そう言った人達との仕事はほとんどストレスを感じません。
それには皆共通して『〇〇ができる人』だと実感しています。
今回のテーマである『仕事をしやすい人、しにくい人』の違いはなんなのか、
おそらく僕以外の人間から見ても同じ事が言えるかと思います。
これを理解できていれば、どこか現場に出た際にも仕事がしやすい人に分類される要素になるはずです。
反対に、これができない人は一緒に仕事がしにくい(やり辛い)人という印象を与えてしまうかもしれません。
実際には、仕事以外の人付き合いにも大きく関わる部分ですが、
今回はパフォーマンスに関連付けて書いていきます。
無意識に否定していませんか?
これを聞くと『自分はそんなことない』と思っている人が大半という印象があるのですが、
実は普段から意識をしていないと、自分が思っている以上に相手の言動や行動を否定してしまっています。
これは自分の技術や経験値が高い分野に対し、特にその傾向があると思っていて
僕自身も凄く注意して生活しているのですが、無意識になった時の言動を思い返すと未だに否定をしていることがあります。
これは、人が当然のように持っている思考の癖です。
理由は『自分の価値観が正しい』と無意識に皆思っているからです。
否定することは別に悪いことではないのですが
ここでは『仕事がしやすい人、しにくい人』という目線での話しになります。
言い換えると『得をする人』と『損をする人』という感じです。
例えば、チームでネタを作っている時に、あなたが何か提案をしたとします。
その提案に対し検証もイメージもせず「いや、微妙じゃない?」というような返答がきたらどうでしょう?
(当然、イベントの会場、客層、見え方など、様々な要素を意識した上での提案ということが大前提です)
それ以降、あなたは提案する意思が失せるはずです。
そしてあなたの裏の感情は「言っても認めてくれないし任せよう、もう提案はしなくていいや」といったところでしょう。
反対に、あなたも同じように誰かの提案に対し検証もイメージもせず、感情だけで否定してしまっていることってありませんか?
人は感情(プライド)で無意識に否定してしまう癖がある、という部分を理解し、冷静に考え対処することができると、これから凄く得をする人になれるかもしれません。
日本人は肯定が苦手
上のことを理解し、毎日よく観察しながら生きていると
反対に日本人は肯定することが本当に苦手だなぁ、と強く感じます。
(日本人と言っているのは、海外の事情がよくわからないからです。。。笑
ただアメリカ人なんかはよくお互いを褒め合ってる印象)
自分にとって知識もプライドもない分野に対しては別です。
得意とする専門的な分野での話しです。
ライバルが成果を上げたり目立ったとき
なんとなく嫌な気持ちになりませんか?
それを誰かが褒めたり認めたりしているのを聞くと余計にモヤモヤし、
否定できる部分を必死に探してしまう人も多いでしょう。
(否定したくなる、ということは、そもそも自分より凄いことをされ負けた気になった、ということですから)
そこで一度冷静になって感情ではなく頭で考えるべきで
『凄いことは凄い』と認めてしまうことが大事です。
👉肯定するということは「自分も負けじとそうなりたい」という『昇る』行為です。(向上心)
👉否定するということは「それ以上の成果を上げないでほしい」という『引っ張る』行為です。(嫉妬)
どちらが『得をする』か一目瞭然です。
自分がそのライバル同等、もしくはそれ以上の成果を出せると信じているのであれば
快く肯定をしてしまった方が『自分にとっても相手にとっても圧倒的に建設的』なんです。
仕事がしやすい人 = 『認める』ができる人
『認める』ができるということは、『相手の言葉や意図を感じ取る能力』に優れている、とも言えます。
『聞き力』と言われたりもします。
先ほどのチームのネタ作りの話しで例えます。
あなたが何か提案を出した際、まず最初に出てくる言葉が「いいね」だった場合、あなたはどう感じるでしょうか。
たとえ通らなかった提案だったとしても、また提案してみよう!という気持ちにさせられるはずです。
提案した姿勢を認める(聞く)ことができる人は、『自分の感情(プライドや嫉妬心)に勝てる人』であり、
加えて、その習慣が身についている人は、他人を尊敬したり褒めることができます。
褒めて、認めて、相手も自分も上昇させることが上手い人である、と言えます。
一緒に仕事がしやすい人は、きっと、この認める能力が高いということだと思っています。
今回は凄く偉そうに書いてしまいましたが、この記事を読んでもし共感して下さる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、意識して生活をしてみてください。
まず、こんなに人って感情で否定しているんだ、という部分に気付くはずです。
自然とその人には相談や提案をしたくなくなるはずです。
反対に、認める能力に優れている人ほど、頼りになるはずです。
僕たちもチーム力を磨くために、意識的に他者を認める力をつけていく必要がありそうです。
また、覗きに来てください!