観念思考に頼らず現実を見よう!
固定観念という言葉をよく聞きますが、うまく説明できるでしょうか。
未だに新コロちゃんが暴走中ですが、我々ステージエンタメ業界も大きく変わるつつあります。
今回は、この観念思考によって、仕事や私生活での結果が大きく変わってしまう、という話を書いてみようと思います。
観念思考は自分本位(主観)の塊
そもそも『観念』ってなんでしょうか。
一言で言えば
『過去の経験から生まれた自分本位な主観の塊』という感じでしょうか。
(一応調べましたが、間違っていたらすみません。笑)
普通に生きていれば、この観念で人間性が形成されていることは当然です。
しかし、観念というものは自分本意な主観からできている、という部分を注意する必要があり、
ここを理解できていないと、『本当に起きている現実』と、『自分が見えている現実』とのギャップが生まれ、ビジネスや私生活においても失敗する原因に繋がります。
ましてや、今の新コロの状況を考えても、
「今までの経験上、自分にとってこれがベストなんだ!」
「いつか終わるから大丈夫!」
これらのように、観念的に物事を考えることは危険ですよね。
上の文章でよくわかると思いますが、『全く現実を見ようとしていない』ということです。
現実を見ない観念思考は失敗する
もう少し観念思考について例を交えて書いてみますが、
例えば、、、
あなたの友人が新しく飲食店をオープンさせることになりました。
しかし、オープン直前に、今回の新コロが襲来。
お客さんが来てくれるのか分からない状況となりました。
あなたの友人はこのように言います。
- 「開店してみないと分からない」
- 「新コロなんて、どうせすぐ落ち着く」
- 「もしかしたらお客さんが来てくれるかもしれない」
- 「こんな世の中だからこそ、残った飲食店は貴重だ」
客観的に見て、上の意見はどうでしょうか。
確かに、開店するまでに様々な準備があり、お店をオープンさせるという目標を持って真っ直ぐに進んできたからこそでしょう。
しかし、現実を見ようとせず、このような観念思考(自分の希望)から行動をしてしまうと、
失敗してしまう可能性がめちゃくちゃ高まってしまいます。
観念思考に囚われず現実で判断する例
では、観念思考ではなく、客観的に現実を見た行動を考えてみます。
(あくまで僕が考えた例です、、、笑)
- コロナがいつまで続くのかなんて誰も分からない。
- 長期戦として準備しておく方がベターだ。
- 店舗での集客は半年以上期待できないと考えた方が良さそうだ。
- 毎月の固定費をもう一度計算してみよう。
- 同じような境遇のお店を調査してみよう。
- SNSで最近の友人の動き(飲食)を調査してみよう。
- 自分だったらお店に入って食事するだろうか。
- 誰かに相談してみよう。
- オンラインで販売できるものはないだろうか。
- 配達可能なメニューは作れるだろうか。
- 配達業界の新コロに対する影響を調査してみよう。
- デリバリーの仕組みとオンライン決済の方法を研究しよう。
- 作った店舗スペースの利用方法は何かあるかな。
- 料理ノウハウの動画を宣伝も兼ねて配信してみよう。
- オンライン販売の宣伝方法が他にもないか調べてみよう。
- 集客に効果的なプラットフォームをいくつか調べてみよう。
- 総合的に調べた上で、オープンするのか、今からUターンするのか判断するしかない。。。
今ちょっと考えてみただけなのですが、現実からしっかりと判断できているのではないでしょうか。
(もっと知識のある人であれば、違う打開策が出てくるのでしょうが。。。笑)
これを、観念思考に囚われて考えてしまった場合、
「念願の店舗をどうしてもオープンしたい!コロナには負けない、屈しない!」
「オープンすることが正義であり、このために準備を進めてきたんだから、とにかくやる!やらなきゃわからん!」
。。。ということです。
どちらが現実を見て、成功率を上げることができているのか分かりますね。
確かに感情で言えば、準備してきたプライドや熱意があるはずですが、
ビジネスにおいて、観念思考を貫き通した場合、めちゃくちゃ危険であることが良くわかります。
観念思考で時代に置いていかれるダンサーやパフォーマー
ダンサーやパフォーマーも同じです。
観念思考で、今までのエンタメがなくなることなんてないよ!いつか終息して、元どおりになる!
といった希望で行動することは、とても危険であり、
現実をみて行動しているライバルとの差は開くばかりです。
自分の希望の上で物事を考えている間に、
今もビジネスの観点で客観的に現実を見て、打開策を生み出している人はいます。
未だにオンライン販売に手を出していない、環境の準備ができていないダンサーやパフォーマーは、
良く注意してみてください。
半年後、今行動をした人の下で、あなたはまた雇われる側で動かされることになるでしょう。
最悪の場合、気が付いた時にはもう遅く、
「仕事がない、、、」という可能性すら大いにあります。
(今の段階で呑気に1日を消費している人は既に観念思考ですよ!要注意!)
エンタメ界は下克上
反対に言えば、良い面もあります。
今までの現場経験や人脈といった資産があまり機能しなくなり、
あらゆる面がリセットされ、何も持っていなかった人ともフラットな関係になりつつあります。
観念的な思考を捨て、脳みそのCPUを使って新たな打開策を打ち出し、
行動した人だけが勝てる革命的な時代とも言えます。
実はエンタメ界に下克上が起きている、ということです。
何もなかった人にとっては大きなチャンスであり、
今までの環境に依存していた人にとっては大きなピンチに変わります。
この記事を読んで下さっている皆様、
観念に頼らず、ピンチをチャンスに変えて、皆でエンタメを1から作っちゃいましょう!
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい前向きな感じで。。。笑
知識を武器にして、頑張りましょう!