どの仕事にも言えることだと思いますが、
僕は『非難』する意見は基本的に必要ないと考えております。

他人からの意見に対して、あなたはどのような対応を取りますか?

色んな言い回しがありますが、それが『非難』なのか『批判』なのかによって、
その人がどのような価値観を持っており、どれくらい能力が高いのか、ある程度分かってしまいます。

僕らパフォーマーやダンサー(表現者)の仕事はチャレンジだらけです。
そのため、仕事を前に進めるためにはどのような人間に相談するべきか、どのような意見を取り入れるべきなのか、その大きな判断材料となる知識を僕なりの考えで書いていきます。

非難する人

そもそも『非難』ってどんなことなのか、改めて考えてみたいと思います。

簡単にまとめてしまうと、
非難とは、意見や行動に対して『欠点や過失などを取り上げて責める』発言です。
「あれができてないと思うわ」「ここ間違ってるんじゃね?」といった感じでしょうか。

真っ当な意見に感じるかもしれませんが、
実はこのタイプの人間が、仕事を一緒にする上で一番厄介だと感じています。。。

この批判発言が目立つ人間は、特徴として、自発的な行動はあまりせず、自分へのリスクや責任を避けようとします。
おまけに、自発的に動く人間に対して『非難』(意見)という形で自分の存在価値をアピールしようとします。

言い換えると、他人を引きずり下ろして『自分のポジションを守ろうとする』癖がある、ということです。

よくよく聞いていると、自分自身はあまり動かず、リスクが無い方向へ話しを持っていき、感情だけの否定的な意見ばかりを言ってくるはずです。
そしてあなたの欠点を必死に探してきます。

これは正直な話し、あなたの挑戦を『足止めしている』だけであり、
じつーーーーに、厄介です。笑

しかも、本人には自覚がなく、非難だけで『仕事をしている気になっている』というパターンが多いです。

この非難タイプの人から何か意見を頂いたときには
「では、どうすれば良いと思いますか?それをあなたにお任せしてもいいですか?」と返事をしてみてください。面白い結果になりますよ。

言ってしまえば、僕は芸能人のゴシップやスポーツ観戦などで非難するサポーターなんかがめちゃくちゃ嫌いで、
間違いなく日本トップレベルのプレイヤー(知名人)が戦っているのに、何かミスがあると「はい僕の出番がきました!欠点突くの楽しー!」と言わんばかりに偉そうに非難する人たちがダメです。。。(ものすごくダサい。笑)

とにかくこんな人と一緒に仕事するのは絶対に駄目です。笑

批判する人

『批判』と聞くと否定的なイメージがありませんか?

実は『批判』には前向きな意味も込められています。
しかし現代ではどうしてもこの『批判』という言葉を使うと『否定的(マイナス)な意味』に捉えられてしまうので、すごく説明が難しいのですが。。。

本来、批判とは
物事に検討を加えて、良し悪しを判定し、評価すること』です。

一見すると非難にすごく似ているのですが、大きな違いは『肯定』の意味もあり
加えて『検討』をしている部分です。

『物事に検討を加える』ということは、自分自身を守ることではなく、仕事を前進させるために責任を持って意見を述べる、ということです。
これは、自分が気持ちよくなるために意見を述べる『非難』との大きな違いです。
非難は全く『検討』をしていません。

それに、批判には本来『応援』の意味が込められていると考えています。

ただ、先ほども書きましたが、この『批判』という言葉には現代では少し違った意味に捉えられてしまうので、言葉というのは難しいところです。

「それ、批判だね!ありがとう!」なんて言うと一発で嫌われます。。。笑

批判+行動が最強の仲間

先ほどは、『批判の意見』が仕事をする上では良い、という風に書きましたが、
この『批判』だけでも実はまだ足りません。

批判+行動

これが僕の中で最強の仕事マインド(仲間)です。

具体例で書いてみいます。
「これってお客さんから見たら専門用語が多すぎて伝わりづらいかも?って思って、自分なりに文章を直してみたのだけど、これどうかな?」
「これめちゃくちゃ良いね!ここでも使えるかも!ちょっとやってみるわ!」

みたいな感じです。

仕事や人に対して『応援(前進)する気持ち』と『』があることが良くわかると思います。
これが俗に言う『建設的な人』= 『最高の仲間』です。

自分に降りかかるかもしれない責任、リスク、失敗を全く恐れておらず、
それらが大したことない恐怖だと知っています。

それでは、

これらを踏まえ、上記の例を『批判』バージョンで書いてみます。
「これってお客さんから見たら専門用語が多すぎて伝わりづらいかもしれないね。」
「いいじゃん!他でも使えそう!」

前進させてくれてはいますが、前進スピードを考えるともう一歩、まだ弱いことがわかります。

最後に、『非難』バージョンで書いてみます。
「この文章じゃだめだね、伝わらないわ。」
「良いんだけど、使える?これ。」

最悪です。
全く応援していません。笑

比べると良く分かるかと思いますが、全く前に進んでおらず、発言の意味がありません。
むしろ、上に行こうとしている人を引きずり下ろそうとしてますね
これが『足を引っ張る』ということです。


しかし間違えてはいけないのが、

『非難』
『批判』
『批判+行動』

この3つのタイプは相手のモチベーションや状況によって変わりますし、
極端に非難タイプ、批判タイプ、という分け方(見方)はしない方が良いかと思います。

人によっては非難70%、批判30%というように、極端に0か100ではなく、微妙に比率が違います。

『批判+行動』タイプができる人は、間違いなく知識(ノウハウ)のある方なのでハッキリ分かるはずです。

そして、この3つのタイプに分かれる原因はなんなのか?これも僕の中では分かっていて、
少し難しい言い方になりますが、『自分の存在意義や目標が置かれている距離』に大きく影響しています。
この意味が分かり、自分の存在意義や目標が遠くにある人は、きっと『批判+行動』ができる人です。
(何かわかり易い良い言葉ないですかね。。。??)

身のまわりにいる人のタイプを良く観察して、あなたにとっての本当の仲間が誰なのかをしっかり判断できると、仕事効率(パフォーマンスで言えばチーム力)が急激に伸びるはずです。

余談ですが、
そんな『前向きな仲間』を実は今募集しております。

記事の一番下(PCブラウザの場合はサイドバー)に『トラコネクルー』という記載がありますので、もしよかったら覗いてみてください!

今回は少しダークな内容になってしまいました。。。スミマセン笑
最後まで、ありがとうございました!

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