プレイヤーの成長を加速させる環境
練習をする環境は人によって様々かと思いますが、なんとなくやる気がでない(モチベーションが上がらない)時ってありませんか?
結論から書いてしまいますが、
それは大抵の場合、見てくれる人がいない時だったりします。
しかし、今の時代はSNSで練習風景を発信したりできるので、動画を撮るという作業は練習とセットで考えておくと、よりモチベーションを高めた自分の成長を加速させる環境を自分自身で作れるのかもしれません。
事実よりも思い込み
僕たちダンサーやパフォーマーは「凄い」「カッコイイ」といった、
『人の感情を動かす(影響を与える)ことが「できたかもしれない」と自分が想像できた時』に幸福感を得る事ができると考えています。
それは、『自分の存在意義を他人に認めてもらえた』という事と等しいからです。
僕自身も実感していることですが、ここで面白いのが、
実際に人に影響を与えたかどうか、という『事実』はあまり重要ではなく、
『与えたと思う(気がする)と自分が実感できるかどうか』が重要であるという事です。
事実よりも『思い込み』が自分のモチベーションに強く影響する、ということです。
「おれ今、結構凄いこと魅せられてるんじゃないか?」という自覚を持った時に、モチベーションが爆上げされるんです。
これらはダンサーやパフォーマーとして日々練習に励んでいる人であれば、誰しもが経験している感情なのではないでしょうか。
SNSのライブ中継が活用できる
それでは、具体的にどのような環境にすれば、成長を加速させる環境になるのでしょうか。
先日、テスト的に、自分のレッスン風景をSNSのライブで流してみたんです。
するとやっぱり、自分自身の指導にも、お手本にも、言葉遣いにも、雰囲気にも、いつもより力が入りました。
(いつも手を抜いている訳では決してありませんよ。。。笑)
これは、何人いるか分からないが観てくれている人がいて、
「ダンス楽しそう」「習いたい」「かっこいい」と思ってもらえるかもしれない、という心理が働いたためです。
良いレッスンだった!習ってみたい!というリアクション(事実)は後から付いてくるので、レッスン中のモチベーションには関係がない事がよくわかります。
道端ダンサーはモチベーションが高い
もう1つ面白い例を書いていきます。
まだダンススタジオという練習場所が少なかった時代、僕も道端で毎日のように練習していました。
当然、外で踊る訳ですから、人がたくさん通ります。
他人から観られる頻度も多くなります。
冬は寒いし、夏は暑いし、環境的には決して恵まれた場所ではありませんでしたが、
今思えば『人に観てもらえる』という意味ではめちゃくちゃ良い環境だったんです。
実際に、外で練習している期間が長かったからこそ、
レッスンに数回しか通った事がない僕でも、ここまで上達する事ができた事は間違いないと思います。
クラブのDJタイムのサークルなんて、勝ち負けなんて誰も気にしていないのに、めちゃくちゃ楽しいのはなぜか?というと、
知らない者同士がお互いのダンスを見せ合い、認め合いが起きるからです。
正確に言えば、事実は関係なしに「俺のダンスすげーだろ?」という思い込みが多く起きるからです。
練習から沢山人に見てもらう
結論、
この経験からもわかるように、
プレイヤーの成長を加速させる環境 = 『ギャラリーがいる場所』ということが言えます。
本番だけでなく『練習から人に沢山見てもらう』ということです。
この環境を意図的に作って、TRIANGLE CONNECTIONのパフォーマンスレベルが飛躍的に上がる環境を作っていけたらと思っています。
今回は、プレイヤーの心理を紐解き、上手く言語化できたのではないでしょうか。。。(自画自賛。笑)
本日も、ありがとうございました!